ヘルパー(訪問介護員)になってからの転職はどうすれば?介護職のキャリアアッププランを紹介!

はじめに

介護職で働いている皆さん、将来に不安はありませんか?日々の業務に追われる中で、自身の成長やキャリアアップへの道筋が見えにくくなることもあるかもしれません。しかし、転職やキャリアアップの機会は決してないわけではありません。この記事では、ヘルパー(訪問介護員)からの転職やキャリアアップについて詳しく紹介していきます。

転職やキャリアアップを考える際、まずは自身のスキルや興味を見つめ直すことが重要です。また、他の介護職の求人情報を調査し、希望する職種や条件を明確にすることも大切です。さらに、上位の介護資格を取得することや経験を積みながらステップアップすることもキャリアアップの方法の一つです。転職先を選ぶ際には、事業所や施設の雰囲気や理念に合致するかを重視し、実際に働いている方の声や口コミを参考にすることもおすすめです。

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介護職で働いている皆さんが将来に向けて不安を感じることは自然なことです。しかし、この記事を通じて転職やキャリアアップの可能性について考えてみてください。自身の目標や希望を明確にし、必要なスキルや資格を積極的に取得していくことで、新たな道が開けるかもしれません。

ヘルパー(訪問介護員)とは

ヘルパー(訪問介護員)は、介護保険法に基づいて介護を必要とする人の自宅を訪問し、介護や生活援助を行う介護職員です。通称としては「ホームヘルパー」とも呼ばれています。具体的な業務内容は、食事、排泄、着替え、入浴などの生活援助、掃除、洗濯、調理、買い物、薬の受け取りなどの家事の援助、通院介助があります。

ヘルパー(訪問介護員の業務内容

ヘルパー(訪問介護員)の具体的な業務内容は、介護を必要とする方の自宅を訪問し、日常生活におけるさまざまな生活援助を行います。食事の準備や食事の介助、排泄の介助、着替えや入浴のサポートなど、日常生活における基本的なケアを提供します。また、家事の援助も行い、掃除や洗濯、調理、買い物、薬の受け取りなどの家事をサポートします。さらに、通院介助も行います。

ヘルパー(訪問介護員)は、介護を必要とする人の自宅を訪問し、生活援助や介護を行う職業です。一方、介護士は介護施設や病院などの医療機関で介護の仕事に就いている人全般を指します。ヘルパーは訪問介護の範囲で活動し、主に利用者の自宅で介護を提供します。介護士は施設や病院内で患者や利用者の介護を行います。また、介護士には介護福祉士や社会福祉士などの資格が必要な場合がありますが、ヘルパーには特定の資格が必要な場合もありますが、必ずしも必須ではありません。

キャリアアップとは

キャリアアップとは、介護職においてより資格取得や役職を目指すことを指します。キャリアアップには以下のような方法がありますので、それぞれについて詳しく解説していきます。

介護資格を取得する

キャリアアップの一つの方法として、介護資格を取得することがあります。介護職には、介護職員初任者研修、介護福祉士、認定介護福祉士などの資格が存在します。今回は主要な資格一覧についてご紹介します。

■介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護職に就くための基礎的な知識や技術を身につけるための研修です。介護職に興味がある方や未経験者に向けて提供されており、介護の基本的なケアやコミュニケーションスキルの習得を目指します。

■介護福祉士
介護福祉士は、介護職の中でも資格とされています。介護福祉士は、介護保険制度に基づくケアプランの作成や介護業務の指導・監督などの役割を担います。介護現場での幅広い業務をこなすために必要な知識や技術を習得します。

■認定介護福祉士
認定介護福祉士は、介護福祉士の中でも更なるスキルや知識を持つ資格です。認定介護福祉士は、高齢者や障がい者など、特定の利用者へのケアや支援を専門的に行います。高度な知識や技術を持ち、利用者の個別のニーズに応じたケアを提供します。全国でも100名程度の資格といわれています。

これらの資格は、介護職におけるキャリアアップやスキルの向上に役立つものです。資格取得には、試験の受験や実務経験の積み重ねが必要ですが、それぞれの資格を取得することで、さらなるキャリアアップの可能性が広がります。

経験を積みながらステップアップする

現在の職場で様々な経験を積んでステップアップすることもキャリアアップの一つの方法です。
具体的にステップアップするために必要な経験については、下記の4つがあります。

■リーダーシップの発揮
経験を積んだ介護職員は、チームリーダーやサービス提供の責任者としてリーダーシップを発揮することがあります。業務効率化や品質向上、同僚の指導やケアプランの立案などを担当し、組織内での影響力を高めます。

■施設管理職への昇進
チームリーダーや責任者から施設の管理職として昇進することで、施設の運営やスタッフのマネジメントなど、より広範な業務に携わることが期待されます。

■専門分野への進出
知症ケアやリハビリテーションなど、特定の分野に特化した専門家として活動することも考えることができます。その分野の知識やスキルを深化させ、ユニットやプログラムの責任者となることがあります。

■研修やセミナーの参加
最新の介護技術やケア手法を学ぶために、継続的な研修やセミナーに参加。新たな知識を取り入れつつ、スキルを向上させます。

現場経験を通じて、自身のスキルや知識を広げ、より上位のポジションや役割に挑戦することができます。現在の職場を活かしながら、様々な経験を積んでステップアップすることで、キャリアアップを実現しましょう。

管理職へ進む

管理職への進展

介護職におけるキャリアアップの一つの選択肢として、管理職への進展が考えられます。管理職としての役割には、チームや施設の運営や管理、スタッフの指導と育成などが含まれます。
また、他の介護職員や新人スタッフの指導やトレーニング、教育プログラムの開発なども管理職として必要な役割となります。教育やトレーニングのスキルや知識が求められる為、自身の経験や専門知識を活かしながら、教育メソッドやカリキュラム開発のスキルを磨くことが重要です。教育関連の資格や教育研修の参加も有益となります。

管理職への進展には、経験やスキルだけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力が重要です。また、組織内での信頼や尊敬を得るために、協調性や問題解決能力も必要です。管理職への進展を目指す場合は、自身の経験やスキルを磨くとともに、リーダーシップのトレーニングやマネジメントの知識を身につけることが重要です。自身のスキルや興味に合った方向性を見つけ、必要なスキルや知識を磨いていきましょう。

上位の資格を取得する方法

先程紹介したように、キャリアアップには様々な方法があります。その中でも、上位の介護資格として、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士、認定介護福祉士が挙げられます。それぞれの資格について、概要と取得方法を以下で説明します。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護職員の基本的な知識・技術を身につけ、基本的な介護業務を行うために必要な教育訓練です。介護保険法に基づき、厚生労働省が定めたプログラム内容に基づいて行われます。研修修了後、試験に合格することで、介護職員初任者研修修了証を取得できます。詳しくは、厚生労働省の介護職員初任者研修をご確認ください。
参照:厚生労働省(介護員養成研修の取扱細則)

介護職員初任者研修を受けるのに必要なものは?

介護職員初任者研修を受けるためには、前提となる条件はありません。年齢制限、学歴の要求、実務経験の必要などもなく、誰にでも受講できるものとなっています。

介護職員初任者研修を受けるとなにができる?

介護職員初任者研修を受けると、訪問介護が行えるようになります。訪問介護は、高齢者や障害者などが自宅で暮らしながら、必要な介護サービスを受けることができるサービスです。訪問介護を提供することで、高齢者や障害者の自立支援を促進し、地域での暮らしを支援することができます。介護職員初任者研修を受けることで、訪問介護の現場で必要なスキルや知識を習得することができます。

介護福祉士

介護福祉士とは、身体や精神に障害がある人々に対して、専門的な介護やサポートを提供することを業とする資格です。介護保険法に基づく介護サービスの提供に必要な資格であり、介護職の中でも高度な技術と知識が求められます。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を経て、介護福祉士試験に合格することで取得できます。また、介護福祉士として活躍するためには、継続的な勉強やスキルアップが必要です。

介護福祉士になるためにはどうすればよいの?

介護福祉士になるためには、実務経験ルート、養成施設ルート、福祉系高校ルートがあります。

介護職として実務経験がある方は、介護福祉士になるには介護福祉士実務者研修を受講することができます。この研修を修了するには6ヶ月以上の実務経験が必要で、研修修了後、国家試験に合格することで介護福祉士の資格を取得することができます。介護職としてすでに働いている方にとっては、実践的な知識やスキルを身につけることができるため、実務経験ルートがおすすめです。

介護福祉士になるとなにができる?

介護福祉士になると、介護施設や訪問介護などで、より高度な介護業務ができるようになります。また、所定の実務経験を積めば介護福祉士養成施設の教員、福祉系高校の教員、初任者研修や実務者研修の講師ができるようになります。さらに、訪問介護事業所で配置が必須の「サービス提供責任者」になることができます。サービス提供責任者は、介護サービスの計画や実施、サービス利用者のケアプランの作成などを担当します。

認定介護福祉士

認定介護福祉士は、介護福祉士の上位の民間資格で、介護福祉士よりも、更に多様な利用者や環境に対応できるための知識やスキルの習得、介護職員へサービスの質向上を指導するスキルと実践力を磨くことができます。また、介護職員の指導や育成、訪問介護サービスの企画・立案・運営など、より高度な介護業務を担当することができます。認定介護福祉士の資格を持つことで、介護職のキャリアアップやスキルアップが可能になります。

認定介護福祉士になるにはどうしたらいいの?

まず、認定介護福祉士の研修を受ける前提条件として、

  • 介護福祉士の資格を有していること
  • 介護福祉士資格取得後の実務経験5年以上
  • 介護職員を対象とした現任研修の100時間以上の研修歴を有していること
  • 研修実施団体の課すレポート課題または受講試験において一定の水準の成績を修めていること(免除の場合有)

が必要とされます。その上で、認定介護福祉士養成研修を受講し、全科目(22科目)を修了する必要があります。

認定介護福祉士になるとなにができる?

認定介護福祉士になると、介護福祉士よりも高度な知識やスキルを身につけることができるため、より幅広い介護業務を担当することができます。認定介護福祉士は、介護職員の指導や育成、訪問介護サービスの企画・立案・運営など、現場作業だけでなく他の介護士を引っ張るリーダーシップの役割を担います。

転職のポイントとアドバイス

最後に、転職におけるポイントとアドバイスについて述べていきます。転職される方は、以下の内容に注意しながら転職活動を進めると良いでしょう。

転職先の事業所や施設の雰囲気や理念に合致するかを重視する

転職先の事業所や施設の雰囲気や理念に合致するかを重視することは非常に重要です。転職する際には、自身の価値観や目標と一致する組織に参加することが求められます。事業所や施設の雰囲気や理念が自身と合致する場合、仕事に対するモチベーションが高まり、充実感を得ることができます。また、共通の価値観を持つ仲間たちと働くことで、チームワークや協力関係を築きやすくなるでしょう。

転職先の事業所や施設の雰囲気や理念に合致するかを判断するためには、情報収集が重要です。事業所や施設のウェブサイトやSNSをチェックし、企業文化や取り組みを調査することが有用です。また、面接時には積極的に質問し、自身の希望や期待について相談することも大切です。転職先の事業所や施設が自身のキャリアや成長にとって良い環境であるかを見極めることが、長期的な職業生活において重要です。

実際に働いている方の声や口コミを参考にする

実際に働いている方の声や口コミを参考にすることは、転職活動において非常に有益です。実際に働いている方の声や口コミを参考にすることで、転職先の事業所や施設の実態を知ることができます。他の介護職員の経験や感想を聞くことで、働く環境や職場の雰囲気、給与や福利厚生などの条件について具体的な情報を得ることができます。また、実際に働いている方の声や口コミは、公式な情報だけでは伝わりにくい、リアルな情報を提供してくれるため、転職活動の参考になります。

口コミサイトやSNSなどのオンラインプラットフォームを活用することで、多くの方の声や口コミを収集することができます。また、知り合いや元同僚など、身近な人の意見や経験を聞くことも有益です。これらの情報を総合的に考慮し、自身の転職活動に役立てることが重要です。

就業条件や給与面だけでなく、働きやすさや将来性を考慮する

就業条件や給与面を考慮することは、転職活動において非常に重要です。ただし、それらだけでなく、以下の要素も考慮することが重要です。

■働きやすさ
残業の有無や柔軟な労働時間制度、休暇制度、労働環境などが働きやすさに影響を与えます。自身のライフスタイルや家庭の事情に合わせた働き方ができるか、ワークライフバランスを実現できるかを注視しましょう。

■キャリアアップ支援
職場がキャリアアップを支援する仕組みを持っているかも重要です。資格取得支援や研修プログラム、キャリアパスの明確化などがあるかどうかを確認しましょう。自身のスキルや知識を向上させ、将来的にステップアップできる環境であるかを見極めることが重要です。

これらの要素は、働く上での満足度や成長のために重要な要素です。給与や福利厚生だけでなく、働きやすさや将来性もしっかりと考慮し、自身のキャリアの発展を見据えた転職を行いましょう。

まとめ

介護職におけるキャリアアップを実現するためには、以下の方法があります。
まず、資格取得と現場経験が重要です。介護福祉士や認定介護福祉士などの資格取得や現場経験を積むことで更なる知識やスキルを身につけることができます。そうすることで、より高度な介護業務を担当することができ、管理職や教育職へのキャリアアップも可能になります。
また、介護職の中でリーダーシップを発揮したり、他の介護士を指導したりすることで、自身のキャリアアップにも繋がるでしょう。

これらの方法を実践し、介護職におけるキャリアアップを実現するためには、自身の目標を明確にし、着実にステップを踏んでいくことが重要です。資格取得や経験を積むためには、学ぶ姿勢を持ち、積極的に新しい知識やスキルを習得する努力が必要です。また、チャレンジ精神を持ち、新しい役割や責任を受け入れることも大切です。さらに、自身の成長をサポートしてくれる職場や仲間を見つけることも重要です。協力し合い、共に成長できる環境で働くことで、より充実感を得ながらキャリアを築いていくことができます。読者の皆さんのキャリアアップを応援しています!

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